クライアントの人生観や嗜好が最大限に活かせるリノベーション
週末に訪れるセカンドハウスとしてのマンションのリノベーションである。クライアントは都内に住む70代夫婦。仕事に追われる時期を終え、週末にゆっくりと余暇を過ごすための改修計画である。クライアントは椅子などの家具や絵画、陶芸品などが好きで、それら自宅の家具をそのまま利用することを念頭に、家具との調和を考えた落ち着きのある内装とした。改修前からあった和室は完全に区切られた個室であったが、改修ではリビングダイニングと一体となった和室として空間に広がりを設けた。クライアントのライフステージを加味し、そして長年集めてきたコレクションなどが最大限に活かせるような空間づくりを心掛けた。
用途:専用住宅
所在地:神奈川県箱根町
主構造:RC造
業務範囲:マンションリノベーション設計
設計者:遠藤奈々子
延床面積:72㎡
竣工:2022年4月